韓国語の形容詞・動詞の活用
基本事項
【基本】
韓国語の形容詞・動詞の活用/語末表現のvariationのpatternsは、
- 語幹が「母音終わり」か、「子音終わり」か
- →前者に子音を付属させるpattern
- →後者に「으」を添えるpattern
- (→どちらでも同じpattern)
- 語幹の母音が陽母音(ㅏ/ㅗ)か、それ以外(ㅓ/ㅣ/ㅜ)か
〘変化variation〙- →前者には「ㅏ」を付属させる 【連用形】
- 語幹が「母音終わり」
- →「ㅏ」+「ㅏ」→「ㅏ」
(→「ㅑ」+「ㅏ」→「ㅒ」) - →「ㅗ」+「ㅏ」→「ㅘ」
- →「ㅏ」+「ㅏ」→「ㅏ」
- 語幹が「子音終わり」
- →「아」を後続させる
- 語幹が「母音終わり」
- →後者には「ㅓ」を付属させる 【連用形】
- 語幹が「母音終わり」
- →「ㅓ」+「ㅓ」→「ㅓ」
(→「ㅕ」+「ㅓ」→「ㅖ」) - →「ㅣ」+「ㅓ」→「ㅕ」
- →「ㅜ」+「ㅓ」→「ㅝ」
- →「ㅓ」+「ㅓ」→「ㅓ」
- 語幹が「子音終わり」
- →「어」を後続させる
- 語幹が「母音終わり」
- →前者には「ㅏ」を付属させる 【連用形】
-のように、2つに大別できる。
【不規則変化】
上記1のみに関しては、
- 1. 語幹が「ㄹ」終わりの場合は、「ㄹ」が他の末子音と入れ替わるなどしながら、「母音終わり」のように変化する
上記2のみに関しては、
- 2-1. 「~하다」/「되다」の場合は、「~해」(or「~하여」)/「돼」と変化する
- 2-2. 語幹が「르」終わりの場合は、「ㄹ러」(or「르러」)と変化する
- 2-3. 尊敬語幹「(으)시」が挿入される場合は、
- 現在終止形(丁寧)「어요」が後続する場合、「(으)세」になる →~(으)세요
- 現在終止形(最丁寧)「ㅂ니다」が後続する場合、結合して「(으)십」になる →~(으)십니다
- 過去終止形語幹「었」が後続する場合、「(으)셨」になる →~(으)셨어요、~(으)셨습니다
- 未来終止形語幹「겠」が後続する場合、変化無し「(으)시」 →~(으)시겠어요、~(으)시겠습니다
上記1・2に関しては、
- 3-1. 語幹が「ㅂ」終わりの場合は、「ㅂ」を省いて「우」を付属させる
- 3-2. 語幹が「ㄷ」終わりの場合は、「ㄷ」を「ㄹ」に変換する 【動詞のみ】
- 3-3. 語幹が「ㅅ」終わりの場合は、「ㅅ」が表記上省略される (末子音(子音終わり)としての機能は残る) 【動詞のみ】
- 3-4. 語幹が「ㅎ」終わりの場合は、「ㅎ」が表記上も機能上も省略される 【形容詞のみ】
-といった不規則変化/例外も、ここに加わる。(※これに当てはまらない場合もあるので注意。)
詳細一覧
「~다」 (or 「~하다」) 【基本形】(~である、~する)
- 語幹が「母音終わり」か、「子音終わり」か (※上記した「不規則変化1」のように、語幹が「ㄹ」終わりは、「母音終わり」のように変化するので注意)
- →前者に子音を付属させるpattern
- →「ㄴ다」と「는다」 【現在終止形(非丁寧) - 動詞のみ】(~する)
- →「ㅂ니다」と「습니다」 【現在終止形(最丁寧)】(~でございます、~いたします)
- →「ㄴ」と「은」 【現在連体形 - 形容詞】(~である~)/【過去連体形 - 動詞】(~した~)
- →「ㄹ」と「을」 【未来連体形】(~である~、~する~)
- →後者に「으」を添えるpattern
- →「시」と「으시」 【尊敬語幹】(~でいらっしゃる~、~なさる~)
- →「면」と「으면」 【仮定形】(~であれば、~なさる~)
- →「라고」と「으라고」 【命令引用形 - 動詞のみ】(~しろと)
- →どちらでも同じpattern
- →「겠」 【未来終止形語幹】
- →「겠다」 【未来終止形(非丁寧)】(~である、~する)
- →「겠어요」 【未来終止形(丁寧)】(~です、~ます)
- →「겠습니다」 【未来終止形(最丁寧)】(~でございます、~いたします)
- →「는」 【現在連体形 - 動詞】(~する~)
- →「던」 【過去連体形 - 形容詞】(~だった~)
- →「겠」 【未来終止形語幹】
- →前者に子音を付属させるpattern
- 語幹の母音が陽母音(ㅏ/ㅗ)か、それ以外(ㅓ/ㅣ/ㅜ)か
- →前者には「아」類を付属、後者には「어」類を付属 【連用形】 (※変化variationについては、上記「基本」および「不規則変化2・3」を参照)
- →「아요」と「어요」 【現在終止形(丁寧)】(~です、~ます)
- →「았」と「었」 【過去終止形語幹】
- →「았다」と「었다」 【過去終止形(非丁寧)】(~だった、~した)
- →「았어요」と「었어요」 【過去終止形(丁寧)】(~でした、~ました)
- →「았습니다」と「었습니다」 【過去終止形(最丁寧)】(~でございました、~いたしました)
- →「았던」と「었던」 【過去回想連体形】(~であった~、~していた~)
- →「아라」と「어라」 【命令形 - 動詞のみ】(~しろ)
- →前者には「아」類を付属、後者には「어」類を付属 【連用形】 (※変化variationについては、上記「基本」および「不規則変化2・3」を参照)
【名詞の場合】
ちなみに、名詞が述語になる場合、上記1・2に対応する形で、どのように文末表現に接続されるのかというと、以下のようになる。
- 語彙が「母音終わり」か、「子音終わり」か
- →後者のみに「이」を添えるpattern
- →「다」と「이다」 【現在終止形(非丁寧)】(~だ)
- →「예요」と「이에요」 【現在終止形(丁寧)】(~です)
- →「겠」と「이겠」 【未来終止形語幹】
- →「겠다」と「이겠다」 【未来終止形(非丁寧)】(~だ)
- →「겠어요」と「이겠어요」 【未来終止形(丁寧)】(~です)
- →「겠습니다」と「이겠습니다」 【未来終止形(最丁寧)】(~でございます)
- →どちらであっても同じく「이~」が後続するpattern
- →「입니다」 【現在終止形(最丁寧)】(~でございます)
- →「인」 【現在連体形】(~である~)
- →「이던」 【過去連体形】(~であった~)
- →「일」 【未来連体形】(~である~)
- →「이면」 【仮定形】(~であれば)
- →後者のみに「이」を添えるpattern
- 用言の連用形(~아/어)に準じる形
- 語彙が「母音終わり」では「여~」を後続、「子音終わり」では「이어~」を後続
- →「였」と「이었」 【過去終止形語幹】
- →「였다」と「이었다」 【過去終止形(非丁寧)】(~だった)
- →「였어요」と「이었어요」 【過去終止形(丁寧)】(~でした)
- →「였습니다」と「이었습니다」 【過去終止形(最丁寧)】(~でございました)
- →「였던」と「이었던」 【過去回想連体形】(~であった~)
- →「였」と「이었」 【過去終止形語幹】
- 語彙が「母音終わり」では「여~」を後続、「子音終わり」では「이어~」を後続